踏文

作文の練習

死ぬのが怖い part 2

相も変わらず、死ぬのが怖い。日々震えております。 こちらの続きです。別に続いてはないけど。 突然ですが「今日からヒットマン」(むとうひろし,日本文芸社)という漫画を御存知でしょうか。「ミナミの帝王」の掲載誌で御馴染み、おっさん向け週刊漫画誌「…

連環画計 / 上海游記 二

こちらの続きです。 さて、前回はうだうだ書きましたので、さくさく参りましょう。旅行前、何ぞ中国に関する面白いものごとは無いかと大型書店へ。先ずは1階の実用書棚でガイドブックや旅行記を漁り、次に2階の文芸書棚で中国現代文学を探し(前回は莫言「…

Thawing Glaciers

間も無く平成が終わる。へぇ……せー、と言葉遊びにもならぬほど、別にどうでもよいことだヘルマン。多くの人がそうであるように、元号に興味がない。西暦の方が合理的でしょ、とかね。また同じく多くの人がそうであるように、殊更に元号を憎むわけでもない。…

大丈夫。シナ通の攻略本だよ。 / 上海游記 一

先日、上海へ行って来た。ただの家族旅行だが折角大枚をはたいて行ってきたので、旅行記でも書こうと思ったけれど、果たしてそんなもの誰が読むのかと思い、書きあぐねる。奥地や秘境でなく飛行機で直行三時間弱、隣国の大都市、上海。日本人の最もメジャー…

沈黙にファンファーレ

はっきりと意志を示し声を上げていくことが重要な問題や局面、は多い。また、取るに足らない自明のことであっても何処かでちゃんと明言しておくことは、暗黙の了解を求められることが多い中で、誰かを助けることになるかもしれないし(ちょうちょむすびのや…

死ぬのが怖い

死ぬのが怖い。そりゃ誰だってそうだろうけれど、事故や病気など直近に想像される具体的な死のことではなく「誰しもに何時か必ず訪れる、死、そのものについて」だ(寿命以外の事故や病気での死なんて論外、想像の範囲外)。自分の人生の充実度や幸福度とも…

つゆゆううつうつつ

アフリカや東南アジア、所謂発展途上国、でなくとも(行ったこと無い)ほんのすぐお隣、日本と似たり寄ったりな韓国や中国ですらも。街道では沢山の露店が活況、地べたにまで果物や商品を並べている。簡素な屋台が並び美味しそうな料理がその場で調理され、…

身投散歩 / 妙見山下り

身投散歩とは「片道切符分のお金だけ持って電車に乗り、降りたところから歩いて家に帰る(しか、選択肢がない)」そのような行為、です。 先日4月30日の休日は「妙見山下り」と題しまして電車、ケーブルーカー、リフトを乗り継いで妙見山の山頂付近へ行き、…

V

差別や偏見又は日常の些事などでも、古くて間違っていて他者だけでなく時に自分自身も傷つけかねない「価値観」について、それと気づかせる比較的穏健な啓蒙として「呪い」という言葉が時に使われるけど、では「祝福」とは何か、とよく考える。 勿論、この状…

三国ヶ丘にて

盆踊りは極めて普遍的な楽しみですが、関西各地の盆踊りをあれこれと踊り較べて楽しむのは、少し特別な楽しみ。特別といっても気張った遠征などでなく、飽くまで隣町へ遊びに行く、ごくささやかなこととして(と自分に言い聞かせ)。これが可能なのは、偶然…

ポイントのアウトライン

いつもにまして、しょうもない、俗な話ですけれど。家電屋やら何やら特定のお店で、又は最近はもっと幅広く貯まる「ポイント」に関して、ごくごく当たり前でしょうが、某社の経理もよくわかっていなかったこともあり、そのことなど。とは言え、僕も調べたり…

今だッ、弁当を使え!

先日まで大都会此花区に勤務していたが、栄転と相成り現在は孤島大正区の南端に毎日長距離バスで通勤している。社屋は新しく快適だが、昼休み、近隣に飲食店があまり無いため苦労する。なので、会社が利用している弁当配達サービス(給食)を僕も利用するこ…

ベルサイユの天子の闇、日出処のばらの影

最近はあまり本を読む気分にならないが、実家に帰った時は、寝入る前に適当な漫画を読む。主に姉が残した少女漫画で、僕も小さい頃から既に繰り返し読んでいるから、頭を使わずにすむ。と言ってもさすがに飽きたので、今までなかなか手が出ず未読のままだっ…

本質は沈思黙考するのみ

僕は現在、溶接機(及び部品や材料などの溶接関連商品)を販売する会社で働いている。数年前は本に関係する仕事をしていたが、押し寄せる出版不況の影響で、こちらへ転職した。 以前は取り扱い商材が「本」ということで(右から左へ流すだけとはいえ)、それ…

のりこし

先ずはこちらの写真を御覧下さい。 これは大阪駅の改札付近にある「のりこし精算機」です。堂々とした「のりこし精算機」の青い看板が目立ちます。さすが日曜日の夕方ともあって、行列が出来ていますが、充実の2台体制。勿論、駅改札口は他にも複数あり、当…

様々なものの行方

何かを始めるのに遅すぎることはない、とは思うけれど、この年齢になると、最初からその終わりについて想像を巡らせないわけにはいかない。もう幾つかの終わりを経験したのだから。そう思うと、何かを新しく始めることに、少し躊躇する。 既に終わってしまっ…

まちは燃えているか

各種の話題に「まちづくり」というのが、たまにある。僕にとってはたまにだが、むしろそれが好き、最大の関心事、という人も多いだろう。行政から、又は建築から、文化から等々ハードからソフトまで色んな分野における「まちづくり」の話というのがある。な…

アートの時間だぜベイベー

タカハシ‘タカカーン’セイジ個展「やってみたかったことを売ります買います展」へ行った(以下、売買展と略す)。事前にSNS等に流れていた関連テキストを読みつつ、当たりをつけつつ、職場帰りに寄った。他に客が一人「やってみたかったこと」を売買交渉をし…

「焼肉ドラゴン」(店は継がない)

新国立劇場制作の舞台「焼肉ドラゴン」(作・演出:鄭義信)を観た。数年前、初演が読売演劇賞を受賞したという新聞記事を読んだことと、題名のインパクトで覚えていて、今回、再々演ということで観に行くことにした。また、たまたま今現在「社会的・政治的…

差異と同一

自分で何か考えたり、或は他人と議論したりするときに「差異」と「同一」の概念を駆使することがよくある。 「それとこれとは全く違うこと」というのが差異で、「それとこれとは全く一緒のこと」が同一だ(ですよね?)。差異も同一も、普通はそこにただ認め…

「どろぼうがっこう」の卒業生と「跡」のかわいらしさ

かこさとしの絵本「どろぼうがっこう」を初めて知ったのは、小学校三年生くらいの時、先生の読み聞かせだったか。もっと低年齢が対象の本だと思うけど、比較的中学年から高学年にかけて体験したような……記憶があやふやで、肝心要の筋も忘れたが、何せ泥棒の…

初手で!

「初手で」は、合言葉であり、鍵言葉だった。 主宰する劇団の稽古、その初日。僕は筆が遅いので、俳優が予め渡された脚本を読んでから稽古場に臨む、ということはない。俳優は稽古場で初めて渡された脚本を読むことになる。また、脚本は本番まで完成しないこ…

妖精論

暑い。薄着をしても、数歩で汗まみれになる。少しでも涼しくしようとした薄着に、汗が染み渡りきる。自分でもはっきりと自身の悪臭が感じ取られる。他人からすれば尚更だろう。たまらず服を脱ぐが、これ以上は脱げないことに気付く。まとわりつくぶよぶよし…

食は九里を超える

もし突然「キュウリ好き?」って問われたら……多分、僕は「いや、そんなに」と答えるだろう。いや、別に嫌いじゃないし、大人だから食べられるけど。 キュウリ……って言われて、最初に連想したのは、輪切りにして、タコとあわせて酢漬けにしたもの。あれ、あん…

二・三次元嗜好症

二次元を平面、三次元を立体、とすると、二・五次元は半立体、だろうか。しかし、半立体というほどまでに立派な立体というわけでもなく、かといって、例えばエンボス処理程度の、ちょっとした浮き上がり、程度でもない。それ、を大体、二・三次元と定めよう…

似姿論

※ この作文は、(かなり)以前に発行した余所見の何かしら小冊子に収録したものです。発掘したので、ここに再録します。 こんにちは。似姿研究室へようこそ。それでは今日も早速「物語における似姿」について楽しい議論を交わしましょう。 何? 物語における…

2012年のベストテン。良かったね。

みんなちがってみんないい、もともと特別なオンリーワン、ですが、まあ、ごごたさんですら、ベストスリーあげてますし、ベストやランキングを考えるってのはなかなか楽しいものです。 いやいや、それどころか。芸術は全て優劣の勝負であります。そこにあるの…

手話の残心

シンポジウムで、手話通訳が活躍する、の巻。 知的な僕は、休みを利用して、東京大学内で開催される、極めて高度な芸術学に関するシンポジウムを聴きに行きましたとさ。 会場は講義室でなくホールで、このために客席用の椅子が多数並べられていました。壁面…

ショベルカーの帰還

ショベルカーが、トラックの荷台によじのぼる、の巻。 ショベルカーってのは、あれですね。キャタピラーで動いて、アームがついてて、その先端に土砂を運ぶでっかいバケット(というらしい)がついている、工事現場でよくみかけるあれです。こう、いざいわれ…

完全な本について

※ この作文は、2012年頃、知人が発行するフリーペーパーに寄稿したものです。 本が好きな人には、具体的に好きな本があると思う。例えばその中でも珠玉の一冊。でも、その本ですら、表紙から裏表紙まで、目次から奥付まで、序章から終章まで、全ページ欠かさ…