アフリカや東南アジア、所謂発展途上国、でなくとも(行ったこと無い)ほんのすぐお隣、日本と似たり寄ったりな韓国や中国ですらも。街道では沢山の露店が活況、地べたにまで果物や商品を並べている。簡素な屋台が並び美味しそうな料理がその場で調理され、あちこちで煙が立ち上っては中空へ消えていく。トラックの荷台には白菜が山のように積まれている。集合住宅の一棟ごと階段前には多数のダンボール箱が積まれている。これは通信販売等の荷物で、日本の一軒一戸訪問して直接手渡し、じゃないアバウトさ。
潔癖で神経質な、チャキチャキの現代ッ子である僕としては、こうした生命力に満ちた、何もかも「むきだし」な街を目にするたび、わあいいですね、と毎回思ったりする。こっちの方がラクでいいよ、とか。
で、これも毎回だけど、その後「雨降ったらどうするんだろう」とも思う。「むきだし」の世界は雨に弱い。まあ、雨が降ったら店を畳むだけの話なんでしょうけど。でもトラックで移動中の野菜とかは。集合住宅前に積まれた荷物とかは。ふーむ。
まあ日本だって何処だって、雨に降られると様々な行動が大きく制限される。この21世紀に、空から水が降ってくるなんて異常だぜ。神話じゃあるまいし。今年も梅雨入り。嫌な季節ですねー。